フジトラベルスタッフおすすめ旅コラム
【女性にもおすすめ】
“万博は歩くよ”と聞いていたけれど、ここまでとは…。体力的には大変だったけれど、もう一度行きたくなる不思議な魅力を感じました。
大規模イベントはちょっと苦手。でも、日傘をさしてゆっくり歩いた万博の午後に、意外な心地よさを見つけました!
【1】軽やかな一歩が、思わぬ試練に変わるとき
いま話題になっているスポット――そう、万博へついに行ってきました。実は、行く前から少し不安だったんです。「とにかく歩くよ!」と、先に行った友人から何度も聞かされていたので、体力的に持つかどうか。そこで、なるべく快適に過ごそうと、履き慣れた軽めのスニーカーを選んで準備万端のつもりで出発しました。ところが、真夏のコンクリートの上を長時間歩くうちに、その軽やかさが仇となったのか、じわじわと靴底から熱気が伝わってきて…。途中で「厚底のしっかりした靴の方がよかったのかもしれない」と、ちょっぴり後悔もしました。
【2】炎天下に差し込む、ひと雫のやさしさ
それでも、さすがは大規模イベント。会場内には給水所がしっかり整備されていて、私は持参したマイボトルに、気づけば2回もお水を補給。こういう小さな工夫があると安心できますね。さらに、巨大な「大屋根リング」と呼ばれる日よけの構造物があって、その下に入ると直射日光から解放され、ほっとひと息つくことができました。思わず「ありがたい…!」と心の中でつぶやいたほどです。
【3】喧騒から離れて――日傘の下で見つけた静かな時間
ただ、やはり人の多さは想像以上。入場にもかなり時間がかかったので、正直、午後になってからはショップや人気パビリオンの行列に並ぶ気力が尽きてしまいました。そこで私は発想を切り替え、日傘を片手に大屋根リングの上をゆっくりと散歩。混雑を避けて歩くその時間が、むしろいちばんリラックスできたひとときだったかもしれません。遠くに見えるパビリオンや行き交う人々を眺めながら、「万博の楽しみ方って、こういうゆったりした過ごし方もアリかもしれない」と感じました。
【4】一度では語り尽くせない、余白を残す旅
最初は「一度行ければ満足かな」と思っていた万博ですが、実際に体験してみると、広さや人の流れ、効率的な回り方など、まだまだ自分なりに工夫できる余地があることに気づきました。正直なところ、少し消化不良な気持ちも残っていて…「もう一度行って、今度こそ自分らしく楽しみ切りたい!」と心のどこかで思っているのが本音です。
【5】挑戦の先に芽生えた、次への静かな決意
40代の私にとって、体力的には確かに大変でしたが、それ以上に「挑戦してよかった」と思える経験になりました。万博はやっぱり特別な場所。次回はもっと賢く、もっと余裕を持って回れるように、リベンジ計画を立てたいなと感じています。